(2010年8月現在)
セコムの舟生です。
早いもので、この春に幼稚園や小学校にあがるお子さんをお持ちのご家庭では、そろそろ入学に向けての準備をスタートする時期になりましたね。実は、私の娘も今春小学校に入学します。4月の入学式に向けて、なにかと忙しくなりそうです。
さて、昨年末になりますが、今回は第1回キッズデザイン賞で金賞 〔 感性創造デザイン賞 〕 を受賞した、東京都立川市の「ふじようちえん」を見学してきました。 〔 感性創造デザイン賞 〕 とは、子供の感性を育みやすい環境デザインのうち、特に優れたデザインへ贈られる賞です。楕円形の園舎が特徴的なこの幼稚園は、アートディレクターの佐藤可士和さんが手がけたこともあり、話題を呼んでいます。
この幼稚園では、「仲間はずれの無い1つの村」「懐かしい未来」といった園長のキャッチフレーズをコンセプトにしており、子供の感性を育むことを重視し、様々な工夫を盛り込んだ空間づくりに感動しきりでした。
幼稚園に到着してまず驚いたのは、ガラス張りの園舎であること。楕円形でドーナッツのような形の園舎の内周と外周は、すべてペアガラスの扉になっていて壁はありません。事前に幼稚園のホームページで写真を見ていましたが、これほど開放的だとは…。まさにビックリです!
この日は非常に寒くて園舎のガラス戸は閉まっていましたが、暖かい日は内側75枚・外側99枚のガラス戸はすべて開け放たれているとのこと。歩道を歩く近所の人からも、園児達の元気そうな様子が見えます。園舎の内側にある園庭からは、360度グルッと園舎の様子が見渡せます。
当日は加藤園長が一緒に園内を回って、丁寧に説明してくださいました。
* * * * *
舟生:第1回キッズデザイン賞で金賞〔感性創造デザイン賞〕を受賞されましたが、幼稚園運営に対する園長のお考えを聞かせていただけますか?
舟生:やはり、楕円形の園舎は印象的ですね。しかも、屋上に子供たちがあがって、自由に走り回って遊んでいる様子も、とても開放感があります。
加藤園長先生:ふじようちえんには、子供が育つ上で必要な行為やマナーを、自然にしつけ、くせづけができるようになる工夫が、たくさん盛り込まれています。例えば室内のこの照明ですが、あえてヒモを引っ張って、灯りを点けたり消したりします。今、ご家庭の照明はスイッチ式やリモコン式がほとんどですよね。
「濡れる機会がない時代だからこそ」と、設計をお願いした手塚先生の発案でつくられたガーゴイル(雨どいから流れてくる排水口のオブジェ)は、雨に濡れる感覚を子供たちに与えてくれます。
舟生:それにしても、とても開放的な職員室ですね~。ガラス戸を開けてしまえば、完全に中庭との仕切りがない。
舟生:それにこれは薪ストーブですか?ストーブは園児には危ないという意見も出たのではないでしょうか?* * * * *
園内を見学して、「感性創造デザイン賞」がピッタリだと納得のふじようちえん。次回も引き続き、ふじようちえん加藤園長先生へのインタビューをレポートします。2008年01月18日(金)
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