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安全のプロのママと話そう!【1】
「子供の送り迎え」どうしてる?(前編)

セコムの舟生です。

「子供の送り迎え」どうしてる?今回から2回にわたって、NPO法人 子どもの危険回避研究所のみなさんとの座談会をレポートします。今後も、シリーズとしてお母さん達との座談会をしていきますので、乞うご期待 (^^)b

“子どもの危険回避研究所”では、子供を取り巻く様々な危険を研究し、危険回避の方法を提案する活動をしています。所長の横矢真理さんは、『「まさか」の犯罪・事故からわが子を守る7つのルール』(講談社)など、子供の安全に関する書籍を数多く執筆している、子供の安全における第一人者のおひとりです。


横矢さんとは以前に対談もさせていただきましたが、今回はお子さんをお持ちの他の研究所スタッフの方々とも色々とお話できました b(⌒o⌒)

今回のメインテーマは、「子供の送り迎え」です。

* * * * * * *

◆ 座談会スタート:都内某所の緑が眩しいティルームで

舟生:お久しぶりです。このたびは、座談会にご参加いただきありがとうございます。お子さんをお持ちのみなさんとお話しできる、貴重な機会です。ピーカンナッツのヒット!なお菓子ざっくばらんに、普段お感じのことを伺えればと思っていますので、よろしくお願いします。今日は、「セコムの食」の美味しいお菓子を持ってきました。「ピーカンナッツのヒット!なお菓子」というんですが、女性に大人気の商品です。


「子供の送り迎え」どうしてる?横矢さん:これは美味しそうですねー。セコムさんとは、私ども“子どもの危険回避研究所”で「ココセコム」について取材させていただいた頃からのお付き合いですね。今回は第一回の座談会ということで、参加者は全員、研究所のメンバーです。では、各自から自己紹介をお願いします。


西江さん:子どもの危険回避研究所の副所長をしております。子供はみんな女の子で、上から小学4年生(10歳)・6歳・1歳の3人です。6歳と1歳の子供たちは保育園に通っています。上の子は私が仕事をしているので学童保育に通っていて、夕方、私が迎えに行っています。上の子にギターを、下の子にはピアノを習わせていて、どちらも車で送り迎えをしています。

廣田さん:同じく、副所長をしています。子供は男の子ばかりを4人も産んでしまいました(笑)。高校1年(16歳)・中学2年・小学6年・小学4年です。習い事といえば、もうサッカーばかりですね。男の子ばかりの兄弟なので防犯面ではあまり過度には心配していませんが、交通事故には注意するよう、繰り返し指導しています。

白川さん:研究員の白川です。男の子が2人いて、高校1年生と保育園の年長です。保育園へは送り迎えをしています。上の子が小さかった頃には、サッカーをしていて、サッカークラブでの送迎も行っていました。


◆ 保育園、学童保育、放課後子ども教室からの帰宅について
横矢さん:白川さん、保育園の送り迎えはどんな感じですか?

白川さん:保育園が5分くらいのところにあるので、それほど苦労はありませんね。下の子は、勝手にどこへでも行ってしまうタイプではないので、手をつないで送り迎えをしていて安心しています。同じ兄弟でも、お兄ちゃんのほうは、パーッと走って行ってしまうタイプだったんです。

舟生:私にも、小学校1年生の娘と3歳の男の子がいます。上の子が幼稚園の頃は、園バスがマンションまで来てバスで園まで乗せて行ってくれるので、防犯・安全面ともにそれほど心配はしていなかったですね。ですから、小学校になって子供たちだけでの登校が始まってみると、ガラッと変わった感じですね。

登校時は集団登校なので、一応安心です。うちの子供は学童保育と、市でおこなっている、一般にいう“放課後子ども教室”を利用しているので、帰宅する時には、母親が迎えに行くか、マンションの子供たちと一緒に集団で帰ってくるかのどちらです。

横矢さん:学童保育へは、保護者がお迎えに行かなくても大丈夫なんですか?

舟生:マンションで学童保育に通っている子供が一緒に帰ってきます。とくに、今は外が明るいのでいいのですが、冬場は暗いので、やはり、お迎えも必要かと思いますね。

横矢さん:例えば「お友達が病気などで一緒に帰る子が見つからず、ひとりで帰らなければならない状況になったら心配ね」とよく話題になるんですが、そういう時にはどうされていますか?

舟生:マンションのお母さん同士で、携帯電話のメールを使って「今日は休ませます」など、事前に確認をしているようですよ。確認がとれない時は保護者がお迎えに行くというような工夫をしています。

横矢さん:西江さんのお子さんは4年生ですが、まだ学童保育に通っているんですよね。

西江さん:最近、学童保育でも高学年まで預かってくれるところもあるようで、私の学区では6年生まで預かってくれるんです。子供が4年生になった時「学童保育は、もう卒業でもいいかな…」と思ったのですが、次に下の子が小学校に上がることを考えると、一緒に通わせたほうがいいかなと思い、今も在籍しています。でも、一般的には小学校3年生までというところも多いので、みなさん4年生になる前が心配なようです。

横矢さん:アンケートの統計でも、小学校に上がる前と、4年生に上がる前に、不安を感じる保護者の方が多いですね。やはり仕事をするご家庭では、子供を預ける場所の確保に不安を感じているのがわかります。

舟生:私の地域では、学校と学童保育の両方に、連絡帳を毎日書いて提出しています。「今日は○時にお迎えに行きます」「本日は学童保育をお休みします」みたいに。もし、連絡した時間に迎えに行かないと、確認の連絡が家に入ります。防犯面については、学童保育側も神経をとがらせているようです。そういった点は、親として安心。忙しい朝に学校向けと学童保育向けで連絡帳を2冊書くのは、結構、大変なようですけど…(苦笑)。

横矢さん:学童保育で、そこまでやってくれると安心ですよね。最近は、学童保育よりも、下校時間などについても自由が利く“放課後子ども教室”にお子さんを預ける方が多いようですが、「下校時の安全面はどうなのかな」「お母さんが子供の下校について気づかないことがあるのではないかな」など、心配な面もあると思います。その点はいかがですか?

「子供の送り迎え」どうしてる?舟生:うちの場合は、学校の敷地内に“学童保育”と“放課後子ども教室”があるんです。“放課後子ども教室”では、地元の地域の人が来てくれて、オカリナ作りやビーズ作りなどを、教室で指導してくれます。“放課後子ども教室”だけ参加する子もいますが、うちの子の場合、学童保育が基本になりますので、学校が終わったら学童保育へ行って、学童保育から“放課後子ども教室”に行き、また必ず学童保育に戻るので安心です。

横矢さん:それは安心ですね。西江さんのところは、“放課後子ども教室”を利用する人が周りにいるんですよね?

西江さん:たくさんいます。私のうちも、上の子が1年生の時に利用していました。1年生のうちは授業が早く終わるので、“放課後子ども教室”に参加して上の学年の子が終わるのを待って、集団で学童保育に通ってもらっていました。

舟生:学童保育は、学校から遠いんですか?

西江さん:うちの学区の場合は、小学校と離れていて、隣の学区内にあるんです。小学校から歩いて10分程度の距離でしたが、団地など、人が少ないところや建物が多い場所を通ることもあって、なるべく集団で行かせたいので、“放課後子ども教室”を利用しつつ、学童保育に通わせました。

横矢さん:“放課後子ども教室”は、まだ始まったばかりのところが多く、また、学童に比べて子供の出入り(帰りの時間など)の自由度が大きいので 安全対策については工夫を重ねているところだと思います。西江さんのところでは、放課後預かりについて、どうですか?

西江さん:1年の時に、“放課後子ども教室”の日に、休みの連絡を入れ忘れてしまったことがあったんです。学童保育なら必ず自宅に確認の連絡が来るのに、連絡が来なかったんです。プリントでは「休む場合には、連絡を入れてください」と書かれているのですが、連絡を入れなくても確認はないんですね。「ああ、そういう感じなんだ~」と感じましたね。

横矢さん:安全面では、まだまだこれから…という感じですね。「学校だから(学校の敷地内だから)なんとなく安全なのでは」と思っている保護者の方も多いでしょう。機会あるごとに「預ければ安心、というわけではないよ」と言っていく必要があるのかなと思っています。白川さんは、今度、下の子が小学校に入るので心配だったんですよね。

白川さん:そうなんです。小学校の統廃合があって、上の子の通っていた学校とは違い、3校統合した新しい学校に通うことになるんです。交通量の多い通りを横切らなければならないので、交通事故が一番心配です。

横矢さん:今、小学校も、学区希望制になっていますよね。隣の学区の小学校に通う人なども増えてくると、登下校も、今までのように“集団登下校”ができない人も出てくると思うんですね。

舟生:学区希望制が広がることによって、登下校のスタイルも多様化してきましたね。今後、考えなければならない課題となりそうです。


◆ 自分が運転する車に、ほかのうちのお子さんを乗せるか?
西江さん:子供を車で迎えに行った時、たまたまお友達が一緒だったので「一緒に乗って帰る?」と聞くと、その子は「乗らない」って言ったんです。どうも、“おうちの約束事”があるようで、その時は、一緒に乗って帰ったほうが、(防犯面などでも)安全じゃないかなと思ったのですが、ご家庭の決められたことですし、そこは尊重すべきと思って、別々に帰ったことがありました。

横矢さん:みなさんはどうですか?ほかのうちのお子さんを、車に乗せてあげられますか?

白川さん:私は、他人の子供は乗せられません。もし他の子を乗車させている時に事故にでも遭ったら、責任がとれません。子供は突然、予期せぬ行動をとったりしますよね。だから怖いです。

舟生:そうですね。子供の行動は予測不可能です。とくに、他人の子供の行動は、もっと予測がつきませんね。

白川さん:サッカーの送迎などで、電車などの公共交通機関を使いましたが、子供たちとの移動は、本当に気を遣います。大人が2人で、子供を挟むようにして連れて行きますが、電車に乗る時や駅へ到着した時に何度も確認をしました。まったく気を抜けませんでしたよ。

廣田さん:うちはサッカーに行くとき、保護者たちが自家用車を使って送迎しています。とても慎重ですよ。子供は後部座席のみで、助手席には必ず大人が同乗して、何かあった時に即座に対応できるよう、大人2名体制で子供を送り迎えしています。

横矢さん:何かあった時って、例えば?

廣田さん:例えば、走行中に道に迷ってしまったり、車酔いで気持ちが悪くなった子供がいても、運転している人以外に大人がいないと速やかに適切な対処ができませんよね。運転している人も運転に集中できず、とても危険です。ですから、必ず保護者2人体制で送迎をしています。

舟生:やはり、ある程度はお母さん同士でコミュニケーションをとって安全対策を相談しておくことが必要だと思います。


今回は、ここまでです。次回も座談会の続きをお届けします。

※柳川おし花学園 高輪アトリエのカフェスペースをお借りいたしました。


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